<p>ほとんど同時にゴールを駆け抜けたライバル2頭。

<br /> 内ダイワか、外ウオッカか。

<br /> 判定まで15分、死力を尽くした二頭と両陣営に起こった真実を描く!</p> <p>【本文より】<br /> 表題作については「なぜこれを取り上げたのか?」と疑問に思う読者はいないだろう。

だが、もう一篇の『絆』については、もしかするとそう感じた人がいるかもしれない。

<br /> 一連の騒動のあと、実際はどうであったのか、河野氏には直接話を聞いている。

しかしながら、本人の記憶には、病気のため服用していた薬の副作用から曖昧な部分が複数残っており、真実は誰にも正確に把握できない。

<br /> ただ、だからといって河野氏の、調教師としての実績までが否定されるものではない。

なにより、三浦皇成という若い才能の船出に際しては、調教師・河野通文の助力がなければ、あそこまでの素晴らしい活躍は絶対に見られなかったと、その部分については強い自信がある。

だから、わずかも臆することなく、一人でも多くの読者にこの作品を読んで欲しいと、今回、電子書籍化に踏み切ったのである。

</p> <p>【内容】<br /> ウオッカvsダイワスカーレットーー天皇賞 運命の15分と二人の厩務員<br />  判定を待つ重苦しい空気に誰もがジレ始めていた<br />  母からの縁があってウオッカの担当に<br />  長年のキャリアの最後にスカーレットと巡り会う<br />  レースの明暗<br />  ラストチャンス<br /> 絆ーー河野通文と三浦皇成<br />  一途ーー弟子の履歴<br />  反骨ーー師の履歴<br />  充実ーー弟子の活躍<br />  親譲りーー師の今<br />  誇りーー師弟の今後<br />  夢想ーーやがて訪れる別れ<br /> あとがき</p> <p>【著者】<br /> 河村清明(かわむら・きよあき)<br /> 山口県出身。

北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。

1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。

同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。

<br /> 著書には『馬産地ビジネス』『JRAディープ・インサイド』『馬産地放浪記』(以上、イースト・プレス)、『三度怒った競馬の神様』(二見書房)、『ウオッカの背中』(東邦出版)、『ウイニング・チケット』(原作、講談社)などがある。

<br /> 電子書籍『ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男 競馬国際化の礎を作り上げた「異端」の挑戦』『競馬 衝撃の敗戦列伝 敗北を糧に頂点を極めた名馬たち』『競馬 衝撃の敗戦列伝2 運命を分けた一戦の知られざる真実』『ウオッカvsダイワスカーレット 天皇賞 運命の15分と二人の厩務員』など。

<br /> 競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。

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